更年期の4つの症状

更年期には大きく分けて4つの変化があります。

  1. カラダに出る変化
  2. 容姿に出る変化
  3. こころにでる変化
  4. コミュニケーションにでる変化

ではそれぞれ詳しく見て参ります。

 

1. カラダに出る変化

一番感じやすく困った症状になります。

のぼせ 急に首から上が「カーッ」と暑くなりお風呂上がりやサウナに入ったような状態になります。
ほてり のぼせの延長線上にあり、顔や耳が真っ赤になり尋常ではない暑さを感じます。
発汗 頭皮から汗が噴き出し、顔を伝って「ボタボタ落ちてくる」ような特殊な発汗です。
寒気 汗が急に冷やされ体温が下がり「ブルブル震える」くらいの寒気に襲われます。「のぼせ」+「ほてり」+「発汗」+「寒気」がセットでやってきます。男性には耐えられないという人もいます。
手足の冷え 首から上は「汗ダラダラ」なのに下半身は「ブルブル震える」まさに「冷えのぼせ」です。
不眠 睡眠障害で「寝られない」「何度も目が覚める」寝汗をビショビショにかいて目覚める。
動悸 心臓の収縮がわかるほどの強い強い「ドキドキ」が続きます。
頭痛 こめかみに脈うつ「偏頭痛」 長く締め付けられるような「緊張型頭痛」があります。
肩こり 突然肩こりになったり、首肩の両方のこりによって動かせなく人もいます。
疲労感 今日も明日も明後日もとれない「どろっ」とした疲労感が特徴。
めまい 体が浮いているように感じる「浮動性めまい」世の中がぐるぐる回る「回転性めまい」。
腰痛 腰が曲がるほどの姿勢の悪化、起床時に起き上がれないほどの腰痛もあり。
関節痛 様々な関節で起こるが指に多く、しびれや痛みが走り腫れたりする。
疼痛 ピリピリ、チクチク、トトトン、と言うような痛みが走ります。

 

まだまだありますが、ちょっとした生き地獄と思うくらい大変な痛みやストレスが女性の小さな体にのしかかっているのが更年期のつらさになります。

 

2. 見た目に出る変化

 

肌や髪のかゆみ・ばさつき・質感の変化

女性らしさの象徴でもある肌、髪の変化がみられます。潤いがなくなりキメが荒くなりシワやパサつきを

もたらします。見た目の変化に自信を失うのも更年期の特徴です。

 

毛量の変化

髪が細くなりボリューム感がなく、分け目もめだつようになります。また毛量の減少により髪型が自由に

出来なくなり老けの印象を与えてしまいます。

 

ドライアイ、ドライマウス

粘膜が乾きやすくなり目や口に影響がでてきます。目だと痒みや痛み、しょぼしょぼ感等。口だと

口臭が気になってきたりします。

 

 

3. こころに出る変化

 

イライラ

犬、猫、夫、子供、壁、掃除機・・ありとあらゆるものにイライラし些細なことが気になり感情が抑えきれなくなってしまいます。また普段おとなしい冷静な人がまるで人が変わってしまったかのごとくヒステリックになることもあり、暴力を振るう人もいます。

 

くよくよ・不安

自分、家族の過去、未来等にまで不安の波が襲ってきます、自分では止める事ができず突然不安に

なることもあるし、何かキーワードで結びつきネガティブ思考になる人もおります。

 

憂鬱

性格が変わったように家に引きこもるようになり、何もしたくなくなります。

 

 

4. コミュニケーションにでる変化

 

人間関係のリセット

長年の友人でさえ「会いたくない」「出かけたくない」「話したくない」等の理由で会うのがおっくう

になってしまいます。また会ったとしても友人の些細な言動にイライラしてしまいケンカ別れをしてしまう

ケースや相手から距離を取られる場合もあります。

 

家族との関係にひび

特に夫の言動、箸の上げ下げ、においまでにイライラしケンカになります。夫も妻の更年期を理解しておらず家事などがおろそかになっていると言及してしまうともう大変です。

家の猫や犬にキレ散らかしていたと言う女性もいました。

 

このように更年期では家庭や社会が複雑に絡み合い問題を悪化させてしまいます。

 

 

更年期症状との付き合いかた

更年期症状は年齢を重ねるうえで、身体に変化が起こる為に出てくる自然な現象であり、

個人差はありますが誰もが経験します。

 

「毎日の過ごし方や、今後の自分の身体とのつきあい方やメンテナンスについて考え直す」
という身体のサインでもあります。

 

更年期をきっかけに、生活リズムを整えるなど、身体のメンテナンスを行うことで、更年期以降に発症しやすい生活習慣病である、がん・糖尿病、骨粗しょう症などの生活習慣病の予防対策になります。

閉経後は、女性ホルモンにより保たれてきたカラダが、今度は女性ホルモンに頼らないで、
コンディションを保てる状態に変化をしていく必要があります。

人は変化をするときは大きなエネルギーを使い、犠牲を払います。
変化の過程でカラダは落ち着きがなくなりいろんな反応を出します。

 

更年期症状は、閉経という変化によるカラダの反応として、当然なのです。

もちろん変化に対する、表面化してくる症状が嫌だという気持ちもわかります。
しかし、それが新しいカラダに生まれ変わるための経過だと知れば、
落ち着いて対処し理解し過ごせると思います。

 

これは、更年期に限らずですが、病気やいろんな症状は、
その人の捉え方によっても治るスピードが格段に変わります。

その症状を嫌なものと捉え、今すぐにでも消してしまいたいと思うのではなく新しい

自分への変化の過程ととらえる事が大事なのです。

 

 

 

当院でできること

頭蓋骨・頸椎・骨盤の調整

血流の流れを整え内臓を整える

自律神経のバランスを整える

 

ホルモンバランスの乱れで脳が興奮状態になりイライラが続く事で、
身体が硬く動きづらくなります。硬くなると脊柱一つ一つの動きが悪くなり、
そこから出ている神経を圧迫すると周りの筋肉が硬くなり、
内臓を固めてしまう原因になります。

 

整体で脊柱の動きを出すことや姿勢矯正、
頭蓋骨調整や内臓マニピュレーションなどを行うことで、
身体の血液やリンパ、脳脊髄液の流れがよくなり、ホルモンに反応しやすい身体になり、
痛みが出づらい身体にもっていくことができます。

 

また、子宮付近を温め柔らかさを出すことで、更年期症状を和らげる事ができます。

一生のうちに大きな変化が起きる女性のカラダは、感覚的で感受性が豊かなのも魅力のひとつ。

 

未来の自分のために一歩一歩。