更年期とむくみ
当院に来られる患者様の中でもベスト3に入る悩みになります。
「ついこの前買ったパンツがきつい、ふくらはぎが入らない」
「いつも顔や体がパンパンにむくみ、手指がむくんで象さんの指みたい」
「むくみのせいか、体重増加も気になっている」
「体の冷えも出てきた」
45歳前後でこのような症状が出ている場合、更年期が原因の1つだと考えられます。
更年期は女性ホルモンの分泌が低下するため、「仕方がない」「我慢するしかない」と思われがちですが、適切な対応やケアをしていれば症状の緩和、いえいえそれ以上の成果を出す事が十分に可能です。
ただモデルさんを目指すのではなく健康的な女性らしさや、女性の柔らかさを手に入れるのが正解になります。
そのサポートして行くのは、私達の役割だと考えています。
症状と原因
まずむくみとは、血液中にある体液が血管の外に漏れ出た状態のことです。
これにより、体内で水分が過剰に増加し、「顔や体などの見た目が変わる」「体重が増える」などのトラブルが起こるようになります。
肥満とむくみとの違い
突然体重が増えると、多くのケースで肥満と混同されますが、肥満による体重増加とむくみによる体重増加は別物です。
脂肪の増加によって体重に影響が出る肥満に対し、むくみは水分の増加によって体重が変動します。
簡単に説明すると、風船に水がタプタプの状態をむくみ、チャーシューのようにお肉と脂肪がぎっしりが肥満です。ただ見た目では肥満もむくみも変わることに関しては同じであり、歓迎できません。
原因としては女性ホルモンのバランスが乱れと、同時に起こる自律神経の乱れです。
自律神経は血液循環との関係性が深いため、自律神経に問題が起こると交感神経が働き過ぎ血管が収縮してしまうため、血行が悪くなり、むくみやすい体質になってしまいます。
「長時間の同じ姿勢・立ち仕事」
「衣服や靴の締め付け」
「水分・塩分の取りすぎ」
「アルコール摂取」
なども原因となります。
軽度運動やストレッチ、食事ではカリウムを摂取し、ナトリウム(塩分)を尿として体外に排出するのもよい方法です。
代表的な食材は、バナナやリンゴ、メロンなどがあります。そのほか、野菜や果物に多く含まれるので、積極的に摂るようにしましょう。
腎機能が低下している場合には、カリウムを含む食材は控えるべきなので、主治医に相談してください。
当院で出来ること
当院ではむくみの部分への手技による施術に加え、リンパ液が集まるリンパ節への機械による施術を効果的に行います。また足底、ふくらはぎや足部の筋肉をほぐし、滞っている血液や水分の流れを促進させます。
腹部にもアプローチしながら温め、体内に蓄積した老廃物や余分な水分を体外に排出するようにいたします。
第二の心臓と言われる、ふくらはぎの筋肉が柔らかくなるだけでも靴が履きやすくなりまし、歩行にもすぐに効果が現れます。
患者様のライフスタイルに会わせた提案をさせていただきながら「食べる・寝る・歩く」といった事を大事にしながら何か特別な事を取り入れるよりも、このシンプルな積み重ねと当院の施術で土台を作り、むくみに負けないカラダにします。