子供が猫背になる原因は?
子どもの猫背が増えた理由の多くは、現代の生活環境が影響しています。2つの理由を紹介していきます。
子供の筋力の低下
移動手段は徒歩から車や電車になり、階段は使用せずエレベーターやエスカレーターを利用する事により日常生活の中で身体を動かす機会が減っております。特に都市部では外で遊ぶ場所が減少しており、塾や習い事で時間も減っております。
日常で鍛えられる腹筋や背筋の筋肉量が減り、自分の身体を支えることができなくなっているのです。
ゲームやパソコン、スマートフォンの利用時間の増加
画面の世界で遊ぶ子どもが増えています。目の前の画面に集中すると、背筋が丸くなってしまい長時間画面を見ることで、猫背の習慣が付いてしまうのです。また、視力低下により近視が進むこともあります。目を凝らして物を見ようとして、猫背になりやすくなります。
猫背が子供にもたらす3つのデメリット
良い印象を持たれにくい
どうしても猫背は見栄えが悪くなってしまい、「やる気がなさそう」、「自信がなさそう」、「気弱」、「不健康」などマイナスの印象を抱かれる機会が多くなるのは、子供の人生にとって大きなデメリットといえます。
他の体部位の異変にもつながる
猫背が慢性化すると、別の部位や神経に変調をきたす原因にもなるので侮れません。
本来は体全体で支える頭の重さを肩や首だけで支えることになるので、慢性的な肩や首のこりにつながったり、上半身下半身のバランスが崩れることから、腰痛の原因にもなってしまいます。
それだけではなく、猫背は神経や内臓、体質にも影響を与えることは是非知っておきましょう。
例えば、背骨には多くの神経が通っているため、猫背によって神経が圧迫されることで偏頭痛や内臓機能の低下による便秘や下痢、めまいなどにつながります。
また、前傾姿勢によって肺が圧迫されると呼吸が浅くなります。呼吸が浅いと体内のリンパや血行の流れが悪くなり、代謝の悪い太りやすい体質になってしまいます。
心理的な不調にもつながる
体と心は密接に関係しています。猫背によって体に変調がおき、集中力の欠如やイライラすることが増え、勉学やスポーツ、友達付き合いなど日常の様々な面でマイナスの影響がでてしまいます。
当院で出来ること
当院の無痛整体は、猫背だからと背中を施術するのではなく、身体全体のバランスを整えるように施術していきます。
猫背は、背中だけが丸くなっているのではなく、生理的湾曲(S字カーブ)が崩れている状態です。全身が歪んでるのですから、全身を整えてあげる必要があります。
お子様の本来の力を存分に発揮して成長してもらうために猫背は年長〜高校生にかけての早い時期に解消していくことをおすすめします!
大人になってからクセになった姿勢を解消させるのは大変です。身体の柔らかい子供の時期がチャンスです!